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サービスアパートとは?
サービスアパートとは、室内の掃除やリネン類の交換といったメイドサービスが付いているアパートです。
ホテルチェーンがホテルとともに運営する「ホテル系」と、アパート単独で運営される「アパート系」に分かれます。どちらも管理オフィスが一棟全体を管理しており、各部屋の内装や家具・家電は統一されています。
ジャカルタは多くがホテル系で、チカラン方面はアパート系が主流ですが、どちらもほとんどのところが旅行者や出張者など短期の宿泊者を受け入れています。ホテル系は、駐在員などの長期滞在者用とホテル宿泊者用でエリアを分けていることが多いですが、共用施設は長期滞在者と宿泊者が同じ場所を利用することになります。
特にホテル系のサービスアパートはハイクラスな雰囲気を持つところが多い反面、部屋の広さは一般のアパートと比べると狭めとなり、サービスが付いていることを踏まえても家賃は高めに設定されています。
どのようなサービスが受けられますか?
多くのサービスアパートでは、たいてい「ハウスキーピング」「リネン類の交換」「インターネット」「ケーブルテレビ」が家賃に含まれています。これ以外の朝食や電気代などについては、アパートによって異なります。以下に代表的なサービスを挙げます。
ハウスキーピング、リネン類の交換
週に何回サービスが受けられるかはアパートによって異なります。
インターネット(WIFI)、ケーブルテレビ
これらも通常、家賃に含まれています。ケーブルテレビは、国際チャンネルやインドネシアのローカルチャンネルが中心です。日本語チャンネル(例: NHKワールドプレミアム)が含まれているかどうかは、事前に確認することをお勧めします。
電気代
電気代が家賃に含まれている場合もありますが、別途支払いが必要なところや、一定量以上使用すると追加料金が発生するところもあります。
ランドリー
家賃に含まれている場合でも、「1日◯枚まで」や「1ヶ月◯点まで」という上限が設定されていることが多く、超過分には追加料金が発生します。
朝食
家賃に朝食が含まれていない場合も珍しくありません。有料オプションとして追加可能なところが多いです。
「アパート」と「サービスアパート」の比較一覧表
「アパート」と「サービスアパート」は、内容が大きく異なります。比較しやすいように一覧表を作成しました。一般のアパートについては下記でご紹介していますので、ご興味のある方はご覧ください。
項目 | アパート | サービスアパート |
---|---|---|
管理形態 | 分譲(部屋ごと) | 一棟全体 |
貸主 | 個人・法人 | 法人 |
サービス(室内清掃など) | ✕ なし(メイドさん利用で代替可) | ◯ あり |
部屋の広さ | 40~200平米前後 | 30~150平米前後 |
家具家電の有無 | ◯ あり | ◯ あり |
部屋ごとの内装・備品 | 異なる | 共通 |
家賃 | 安い(予算との差額次第で諸費用を含めることも可能) | 高い |
オーナーへの家具家電の追加・変更リクエスト | ◯ 融通がきく | △ 融通がききにくい(OKが出にくい、家賃アップで対応可など) |
メンテナンススタッフ&セキュリティースタッフ | 24時間常駐 | 24時間常駐 |
共用施設の種類 | ジムやプールを中心に複数(施設数や充実度はアパートによる) | |
共用施設のセキュリティー | 居住者のみ利用可 | 宿泊者も利用 |
駐車場 | ◯ あり | ◯ あり |
「予算的にサービスアパートは厳しい!」という方へのご提案
「サービスがついている方が便利!」という理由でサービスアパートに絞って探す方がいらっしゃり、特に単身の方に多く見られます。しかし、サービスアパートは家賃が高いため、予算を超えてしまうことも多いのが実情です。
そこで、弊社では代案として「一般のアパートでメイドさんを利用する」ことをご提案しています。つまり、コスパの良いアパートを契約し、「部屋の賃料と予算との差額」に諸費用を含めるという方法です。
メイドさんを利用する最大のメリットは、「枚数制限なく洗濯をしてもらえる」点です。さらに、仕事をしてもらう日数も自分で調整することができます。
(余談)アパートとサービスアパートで意味が異なる「サービスチャージ」
「サービスチャージ」は、一般のアパートの場合とサービスアパートの場合で意味に違いがあります。
一般のアパートの「サービスチャージ」
意味は「共益費」で、主にアパートの共用部分や維持管理に関連する費用を意味します。アパートのサービスチャージは、部屋のオーナーからアパートのマネージメントオフィスに支払います。
- エレベーターの維持管理費
- 共用部(廊下、ロビー、駐車場など)の清掃や維持費
- ゴミの収集やセキュリティサービスの費用 etc.
サービスアパートの「サービスチャージ」
「生活を快適にするための付帯サービスの利用料」という意味で使われます。このサービスチャージは部屋の賃料に上乗せする形で借主が支払うことになります。
- ハウスキーピング(部屋の掃除やリネンの交換)
- フロントデスクやコンシェルジュサービス
- インターネットやケーブルテレビ
- 設備の維持やメンテナンス(ジム、プールなど) etc.